三月十八日、いよいよ、アメリカの地を離れる日が明日に迫った。新見率いる使節団一行は昨日すでに出港したばかりである。木村は昨日、それを見送ったが、実は自分も使節団のひとりとしてワシントン行きを切望していたのであった。父喜彦に家宝の品々を売り…
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