2022-10-26から1日間の記事一覧

小説 万延1860 ~海を渡ったサムライたち~ その21

しかし、この条約締結は岩瀬と井上の独断行為であり、当然井伊直弼にとってみれば誠に心外であった。井伊はあくまでも朝廷勅許を前提にしていたからである。しかし、彼らが調印を断行してしまったのは、大老井伊直弼の責任であり、言い訳が出来ない状態であ…